がん患者に手作りタオル帽子贈る 岩手ホスピスの会

贈られた帽子を手にする看護師と岩手ホスピスの会のメンバー
 がん患者を支援する盛岡市のボランティア団体「岩手ホスピスの会」は先日、北上市の北上済生会病院を訪れ、会員が手作りした患者用のタオル帽子30個を贈った。

 会代表の川守田裕司さん(51)が「会員が一針ずつ心を込めて縫いました」と、帽子と作り方を記した型紙をセットにプレゼントした。副総看護師長の高橋秀子さん(57)は「患者のために使いたい」と感謝した。

 会が開いた講習会に看護師が参加したのをきっかけに、同病院でも外来の化学療法担当の看護師5人が帽子作りを始めた。患者や家族から好評を得ており、「数が足りない」と会に寄付を申し出た。

 岩手ホスピスの会は、今年6月から帽子作りと寄付活動を行い、約10人のメンバーがこれまで帽子約600個を全国に発送している。
2008年12月01日月曜日