紫波町連合婦人会(瀬川智子会長)は4日、がん患者や家族らを支援する盛岡市の市民団体岩手ホスピスの会(川守田裕司代表)に、抗がん剤治療の副作用で髪が抜けた人のための「タオル帽子」39個を寄贈した。
贈呈式は同町二日町の町総合福祉センターで約20人が出席して行われた。瀬川会長は「患者の苦しみや痛みを和らげる一助になれば」と述べ、岩手ホスピスの会の佐々木順子副代表に帽子を贈った。
佐々木副代表は「がん患者の闘病は孤独だが、手作りの帽子で気持ちを届けることができる」と感謝した。
同婦人会は10月の町産業まつりで福祉をテーマに展示を行い、岩手ホスピスの会が進めるタオル帽子作りに取り組んだ。リフォームしたタオルを使い、個性豊かな色柄の帽子39個を作製。今後も寄贈を続ける考えだ。
【写真=手作りのタオル帽子を寄贈した紫波町連合婦人会と岩手ホスピスの会の関係者】
(2008.11.5)