前兆現象の一覧表

土砂災害の前兆現象を理解し、早めに避難しましょう。
家の場所 確認する内容 対 応
沢の近く  山鳴り(山全体がうなるような音)がする。 すぐ避難
 沢水が増水し、濁ったり、流木が混じっている。 すぐ避難
 雨が降り続いているのに、沢の水量が減っている。 すぐ避難
 腐った土のにおいがする。 すぐ避難
がけの近く  がけから小石がパラパラと落ちる。 すぐ避難
 がけから濁った水が出ている。 すぐ避難
 がけや斜面に割れ目ができた。 すぐ避難
 がけから音がする。 すぐ避難
 湧き水が止まった。 すぐ避難
緩い斜面の上  斜面に割れ目や陥没、盛り上がりができた。 避難の準備
 擁壁、道路などに割れ目ができた。 避難の準備
 家や電柱、樹木などが傾いている。 避難の準備
 沢水や井戸水が濁ってきた。 避難の準備
 池や沼の水量が急激に変化した。 避難の準備
 家屋の建て付けが悪くなってきた。 避難の準備

前兆現象が無いこともあります。普段と違う状況があれば避難してください。

雨の強さと災害発生状況 【出典:気象庁ホームページ(平成14年1月改正)】

予報
用語
1時間雨量
(mm)
人の受ける
イメージ
人への影響 屋外の様子 災害発生状況
やや強い 10〜20 ざーざーと降る 地面からの跳ね返りで足下がぬれる。 地面一面に水たまりができる 長く降り続く時は注意が必要。
強い 20〜30 どしゃ降り 傘をさしていてもぬれる 側溝、下水、小さな川があふれ、小さながけ崩れが始まる
激しい 30〜50 バケツをひっくり返したように降る 道路が川のようになる 山崩れ、がけ崩れが起きやすくなり、危険地帯では避難の準備が必要。
都市では下水管から雨水があふれる。
非常に激しい 50〜80 滝のように降る 傘は全くい役に立たない。 水しぶきで辺り一面が白っぽくなり、視界が悪くなる 土石流が起こりやすい。
都市部では地下室や地下街に雨水が流れ込む場合がある。
マンホールから水が噴出する。
多くの災害が発生する。
猛烈な 80〜 息苦しくなるような圧迫感がある。
恐怖を感じる。
雨による大規模な災害の発生するおそれが強く、厳重な警戒が必要。